アニメや本の感想blog Magical chocolate catの妹
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マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵

 そう言えば何冊目なんだろう。
 いつまで経っても決着しない、祐巳の妹話に辟易しつつも今更読むのは止められない。
 敬愛する某先生が私に言っていました。
 「世の中、面白くない小説はそんなにない」
 「5冊もシリーズが続いていれば、それなりに面白いと思うよ」
 まあ、そんなわけで発売日に買って読みましたよ、と。
 以下、ネタバレ注意であります。



 やっぱり簡単には決着してくれない思いつつも、とても楽しめました。
 なんだか悔しいですが。

 で、乃梨子がね、凄くいいんだわ。
 私の中での株が物凄い勢いで上昇。
 ああ、なんて素敵な子なんだー! と叫びたいです。
 マリみてからひとり友人にしてもいいのなら、きっと乃梨子を選びます。
 それと、ひとりでから回りしている瞳子が可愛くてね。
 出立ての頃は、ふたりともあまり好きではなかったのですけれど。
 や、それ以前に前の薔薇さまたちが好き過ぎたのかも知れませんが。
 それた。

 やっと、瞳子がいろいろとぶちまけ始めたので、ようやく終息に向かいそうですね。
 こじれた物事は、一度吐き出さないと解決しません。現実でも。
 周りはいつでもあたたかかったのに。
 ひとりはつらいだけだったろうに。
 それにやっと気付けただけでもよかったね、瞳子。

 あと、祐巳の視点がなかった今巻だけど、だからこそ祐巳が目立ったように感じました。
 「姉妹」に拘らなくてもいい。
 祥子さまが祐巳を得て成長したように、祐巳もまた瞳子の存在を糧に大人になっていく。
 無印を読んだ頃を思い出しながら、祐巳のそれが嬉しくもあり寂しくもあるような。
 そんな感慨を抱いたりしている私。リアルにいる私の妹も17になっちゃったなぁ……。
 またそれた。

 それにしても、また強烈な引きだことで、参りました。
 『レイニーブルー』よりはマシですが、それにしてもこれは、ねぇ。
 早く次巻を出して欲しいものであります。

 や、それよりなにより、静さまを出して欲しいんですがー。
 

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